充填加工の基礎知識

初めての方でも安心、充填の基礎知識について

充填の基本的なことについてご説明いたします

食品充填に興味をお持ちの皆様、また初めて食品充填を行う皆様、私達は食品充填加工の専門家として、各種充填作業を承ることが可能です。

充填用語集

自動充填

あらかじめ決められた規格の容器に対して機械を使用し、液体を自動で充填していく充填方法です。
大阪屋では角型の13.5cc~100ccまでの容器に対応しています。殺菌が必要な内容物の充填にも対応可能です。(条件あり)

メリット

自動なので、納期が限られている場合や、比較的低予算での充填が必要な場合に最適です。指定容器がない場合もお任せください。

自動充填

定量充填

機械ではなく手作業での充填加工です。
規格容器ではない特注の容器や、お客様の持ち込み容器の場合における充填方法です。
プルトップ型の容器の場合や、丸型容器への充填方法です。

メリット

手作業ですので、小ロット対応や特殊容器への充填などの柔軟な対応が可能になります。

定量充填

フィルム充填

固形容器ではないフィルムへの充填になります。変形容器のため、押しつぶされたりすることで一般的に液漏れが発生するというトラブルが多いです。大阪屋では100kg 3分の加圧テストやエージレスによる液漏れテストを行うことで液漏れを未然回避しています。

メリット

容器よりも低コストになります。フィルムへの印字対応が可能なので、ラベルが不要となり、低予算・短納期の実現が可能です。

フィルム充填

真空充填

魚型容器のように口が狭い容器に液体を充填したい場合は真空充填を使います。一般的に「ピンホール」という小さな穴が開いてしまい、中身の液漏れが発生するといったトラブルがよくありますが、私達はきちんと対応いたします。

メリット

容器の場所を取らない点、また特徴のある形状の容器を使いたい点がメリットとしてあげられます。

真空充填

ご発注前にあらかじめ知っておけば安心な情報

不良ではない、でも計算通りに充填不可能な「ロス」について

ロスというと不良品に聞こえますが、充填加工特有のロスがあります。例えば1000ccの液体を10ccの容器に充填すると、ふつうは単純計算で1000÷10で100個の容器に充填可能になると思われますが、実際は100個は充填できず、97個~98個程度しか充填できません。
これは不良ではなく、充填機のタンクの中にどうしても液がのこってしまったり、少し多めに充填する(10ccの場合厳密には10.2ccでとる)ことが一般的なのでその小数点以下の容量の誤差が積み重なって起こってしまいます。
ですので、ご依頼の個数に指定がある場合は、そのロスを考えた上で内容物をやや多めにをご用意いただくようにお願いしております。どの程度多めに用意すればよいかは、液体の粘性は固形物の有無、容器によって変わってきますので、お気軽にお問い合わせください!

容量「ml」の表記について

例えばガラス瓶500mlとカタログ等に記載されていますが、メーカーはガラス瓶満了での水の容量を示しています。さらに、ガラス瓶は容量の規格値の幅が大きいため、どうしても理論値と見た目の容量に違いが出る場合があります。
その際は、「容量+見た目」とし、弊社で微調整いたします。

「比重」について

水は「1cc=1g」ですが、液体により比重が異なるため「1cc=1g」とならないケースが多く、容器の容量と内容物の重さに違いが出ます。(例:ソース類は水より比重が高く、油類は水より比重が低い)
ですので、充填加工をご発注いただく際は液体の比重をご確認いただけると話がスムーズかと思います。

内容物の温度と容器の適正材質について

常温充填(内容物の温度:常温~80℃)であれば、容器の材質としてPET(ペット)やPE(ポリエチレン)を選ぶことが一般的ですが、ホット充填(内容物の温度:80℃以上)の場合は材質特性上、PP(ポリプロピレン)やガラスになりますのでご注意ください。
※大阪屋では一部、ホット充填対応のペットボトルも取扱いがございます。詳細はお問合せくださいませ。

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